「70歳を過ぎたけれど資金が必要」「年齢制限で断られた」——高齢者の資金ニーズは決して少なくありません。
重要な事実:高齢者でも借りられるローンは確実に存在します。
アライアンス株式会社では、60代〜80代の方からの相談を年間300件以上受けています。本コラムでは、高齢者でも利用できるローンの種類と、審査通過のコツをまとめました。
年齢別:借りられるローンの現実
まず、年齢によってどのローンが利用できるか、データで見ていきましょう。
60代前半(60〜64歳)
利用可能度:★★★★★
- 銀行住宅ローン:◎ 可能
- 銀行カードローン:◎ 可能
- 不動産担保ローン:◎ 可能
- ビジネスローン:◎ 可能
審査通過率:約60〜70%
この年代なら、ほぼすべてのローンが利用可能です。
60代後半(65〜69歳)
利用可能度:★★★★☆
- 銀行住宅ローン:△ 厳しい
- 銀行カードローン:△ 厳しい
- 不動産担保ローン:◎ 可能
- リバースモーゲージ:◎ 可能
審査通過率:約50〜60%
銀行系は厳しくなりますが、不動産担保ローンなら十分可能性があります。
70代前半(70〜74歳)
利用可能度:★★★☆☆
- 銀行住宅ローン:× ほぼ不可
- 銀行カードローン:× ほぼ不可
- 不動産担保ローン:◎ 可能
- リバースモーゲージ:◎ 可能
審査通過率:約45〜55%
不動産担保ローン、リバースモーゲージが主な選択肢になります。
70代後半(75〜79歳)
利用可能度:★★☆☆☆
- 銀行系:× 不可
- 不動産担保ローン:○ 対応業者あり
- リバースモーゲージ:○ 一部対応
審査通過率:約40〜50%
選択肢は限られますが、不動産担保があれば可能です。
80歳以上
利用可能度:★☆☆☆☆
- 不動産担保ローン:△ 専門業者なら可能
- リバースモーゲージ:× ほぼ不可
審査通過率:約30〜40%
かなり限定されますが、85歳程度まで対応可能な業者も存在します。
高齢者でも借りられるローン7選
ここからは、高齢者が実際に利用できるローンを7つご紹介します。
年齢制限:申込時85歳、完済時90歳まで対応可
こんな人向け
- 自宅や投資物件を所有
- 年金以外の収入がある
- 比較的早く資金が必要
基本情報
- 金利:4.5〜10.0%
- 審査期間:最短3日〜2週間
- 審査通過率:約50〜60%(高齢者)
メリット ✅ 年齢よりも担保価値を重視 ✅ 85歳まで対応可能な業者あり ✅ 資金使途が自由
必要なもの
- 評価額1000万円以上の不動産
- 安定した収入(年金含む)
- できれば相続人の同意
融資額の目安
不動産評価額:3000万円
既存ローン残債:500万円
→ 融資可能額:約1500〜2000万円
年齢制限:55〜80歳程度
こんな人向け
- 自宅を所有
- 月々の返済を抑えたい
- 自宅に住み続けたい
基本情報
- 金利:2.5〜4.5%
- 月々返済:利息のみまたは不要
- 死亡時に自宅売却で清算
メリット ✅ 返済負担が軽い ✅ 自宅に住み続けられる ✅ 年金生活者でも利用しやすい
デメリット ❌ 自宅を子供に残せない ❌ 不動産価格下落リスク ❌ 相続人の理解が必須
主な提供機関
- 東京スター銀行
- みずほ銀行
- 三井住友信託銀行
- 各地の社会福祉協議会
年齢制限:年金受給者なら可
こんな人向け
- 年金受給者
- 少額の資金が必要
- 低金利で借りたい
基本情報
- 融資限度額:10〜200万円
- 金利:2.8%(令和5年度)
- 返済:年金から天引き
メリット ✅ 金利が非常に低い ✅ 年金受給者なら高齢でもOK ✅ 審査が比較的緩やか
注意点 令和4年3月末で新規受付を終了しましたが、代わりに生活福祉資金貸付制度が利用できます。
年齢制限:65歳以上の高齢者世帯
こんな人向け
- 低所得の高齢者世帯
- 公的支援を受けたい
- 低金利または無利子で借りたい
基本情報
- 融資限度額:用途により異なる
- 金利:無利子または1.5%
- 窓口:市区町村社会福祉協議会
種類
- 福祉費:生活再建に必要な資金
- 緊急小口資金:緊急時の少額資金
メリット ✅ 金利が無利子または超低金利 ✅ 高齢者世帯に対応 ✅ 公的制度で安心
デメリット ❌ 所得制限がある ❌ 審査に時間がかかる ❌ 用途が限定される
年齢制限:個別対応(最大85歳程度)
こんな人向け
- 長年その地域に住んでいる
- 既に信用金庫と取引がある
- 地域で事業を営んでいる
基本情報
- 金利:3.0〜9.0%
- 審査:個別事情を考慮
- 審査通過率:約45〜55%
メリット ✅ 長期取引実績を重視 ✅ 地域密着で柔軟な対応 ✅ 個別相談に応じてもらえる
コツ 30年以上の取引実績があれば、80歳でも融資を受けられたケースがあります。
年齢制限:70〜85歳まで対応
こんな人向け
- 銀行で断られた
- 比較的早く資金が必要
- 不動産担保がある
基本情報
- 金利:6.0〜12.0%
- 審査期間:最短1週間
- 審査通過率:約45〜50%
特徴 高齢者に特化したノンバンク系商品
主な業者
- セゾンファンデックス
- アサックス
- その他シニア向けノンバンク
年齢制限:90歳でも実績あり
こんな人向け
- 共有持分のみ所有
- 他の共有者の同意が得られない
- 超高齢だが資金が必要
基本情報
- 金利:8.0〜15.0%
- 最も柔軟な年齢対応
- 審査通過率:約40〜45%
メリット✅ 最も高齢でも対応可能 ✅ 共有者の同意不要
デメリット ❌ 金利が高い ❌ 融資額が制限される
高齢者が審査に通る9つのコツ
年齢のハンディを乗り越えて融資を獲得するための実践的なコツです。
- 相続人の同意を得る
最重要ポイント
高齢者への融資で金融機関が最も懸念するのは「返済途中での死亡リスク」
対策
・相続予定者(子供など)の同意書を準備
・相続人を連帯保証人にする
・相続人の収入証明も提出
効果 審査通過率が約20〜30%向上
実例 78歳の方が息子(50歳)を連帯保証人にして、2000万円の融資を獲得。 - 返済期間を短めに設定
データで見る通過率
・5年以内:約65%
・10年:約48%
・15年:約30%
理由 完済時年齢が低いほど審査に通りやすい計算例
70歳で申込
返済期間5年 → 完済時75歳 ◎
返済期間10年 → 完済時80歳 △
返済期間15年 → 完済時85歳 ×
アイディア 可能な限り短い期間で、月々の返済額も無理のない範囲に設定 - 年金以外の収入源を示す
金融機関が評価する収入
・家賃収入
・株式配当
・事業所得
・預貯金の利息
パート・アルバイト収入
提示方法
・確定申告書の写し
・賃貸契約書と入金実績
・配当金通知書
・給与明細
効果 年金のみより審査通過率が約15%向上 - 健康状態の証明
有効な証明
・直近の健康診断結果
・かかりつけ医の診断書
・要介護認定を受けていない証明
なぜ重要か 健康であれば長生きする可能性が高く、完済の見込みが高いと判断される
注意点 無理に提出する必要はないが、健康であることをアピールできる場合は有利 - 融資額を抑えるデータ
希望額を必要最低限に抑えると通過率が約25%向上
具体例
不動産評価額:5000万円
当初希望:3000万円 → 通過率40%
見直し後:1500万円 → 通過率65%
教訓 本当に必要な金額だけを借りる姿勢が評価される - 不動産担保を活用する
なぜ有効か 年齢より担保価値を重視するため、高齢でも審査通過の可能性が高い
担保評価を上げる方法
・室内をクリーニング
・軽微な修繕を実施
・複数社に査定依頼
効果 評価額が5〜15%向上することも - 長期取引実績をアピール
特に有効な金融機関
・信用金庫
・信用組合
・地方銀行
実績の例
・30年以上の取引
・定期預金の保有
・過去のローン返済実績
成功例 信用金庫との40年取引実績で、82歳でも800万円の融資を獲得。 - 団体信用生命保険を検討
メリット 死亡時に保険でローンが完済されるため、金融機関のリスクが減る
注意点
・年齢制限あり(多くは80歳まで)
・健康状態による審査あり
・保険料が上乗せされる
効果 加入できれば審査通過率が約10〜15%向上 - 専門業者に相談する
統計データ 専門業者経由の申込は、個人申込より審査通過率が約28%高い
専門業者のメリット
・高齢者対応の金融機関を熟知
・最適な申込先を選定
・必要書類の準備サポート
・相続人との調整もサポート
アライアンス株式会社の実績 高齢者(65歳以上)の融資成功率:72%
【成功事例】高齢者の勝利ストーリー
状況
- 年齢:73歳
- 年金:月20万円
- 所有不動産:戸建て(評価額4000万円、ローンなし)
- 目的:孫の大学進学資金500万円
課題 複数の銀行で年齢を理由に断られた
戦略
- 不動産担保ローンに切り替え
- 融資額を評価額の12.5%(500万円)に抑えた
- 息子(48歳)を連帯保証人に
- 返済期間を5年に設定
- 健康診断書を提出(特記事項なし)
結果 ノンバンク系で金利7.5%、500万円を調達。孫は無事に大学進学。月々9万円の返済も年金で無理なく対応中。
教訓 年齢が高くても、担保価値と保証人の準備で道は開ける
状況
- 年齢:68歳
- 年金:月15万円
- 家賃収入:月30万円
- 所有不動産:アパート(評価額8000万円、ローン残債2000万円)
- 目的:別の収益物件購入2000万円
課題 銀行は年齢と女性という理由で消極的
戦略
- 年金+家賃収入で月45万円の安定収入を強調
- 既存アパートの10年間の満室実績をアピール
- 購入予定物件の収益性を詳細に分析
- 担保余力を計算:8000万円 × 70% – 2000万円 = 3600万円
- 融資希望額を3600万円の55%(2000万円)に設定
- 娘を連帯保証人に
結果 不動産投資専門のノンバンクから金利6.8%で2000万円を調達。新物件からの家賃収入で順調に返済中。
教訓 女性、高齢でも安定した収入と実績があれば勝利を掴める
状況
- 年齢:81歳
- 年金:月28万円
- 預貯金:3000万円
- 所有不動産:自宅(評価額6000万円、ローンなし)
- 目的:息子の事業支援1000万円
課題 81歳という年齢で、ほぼすべての金融機関に断られた
戦略
- 共有持分専門業者に相談(最も柔軟な対応)
- 預貯金3000万円の存在を強調
- 息子を連帯債務者に(息子の収入証明も提出)
- 返済期間を3年に短縮
- 融資額を評価額の16%(1000万円)に抑えた
結果 専門業者経由で金利9.5%、1000万円を調達。息子の事業は軌道に乗り、2年での完済を予定。
教訓 超高齢でも専門業者を活用し、適切な準備があれば融資は可能
年齢別おすすめローン早見表
60〜64歳
おすすめ度順
1.銀行住宅ローン(金利低い)
2.不動産担保ローン
3.リバースモーゲージ
ポイント この年代ならほぼすべての選択肢あり
65〜69歳
おすすめ度順
1.不動産担保ローン
2.リバースモーゲージ
3.信用金庫のローン
ポイント 不動産担保が最も確実
70〜74歳
おすすめ度順
1.不動産担保ローン
2.リバースモーゲージ
3.ノンバンク系シニアローン
ポイント 相続人の協力が重要になる
75〜79歳
おすすめ度順
1.不動産担保ローン(専門業者)
2.リバースモーゲージ(一部)
3.信用金庫(長期取引実績があれば)
ポイント 専門業者の活用が成功の鍵
80歳以上
おすすめ度順
1.不動産担保ローン(専門業者)
2.共有持分ローン
3.信用金庫(長期取引実績が必須)
ポイント 選択肢は限られるが、諦める必要はない
よくある質問
高齢者が避けるべき注意点
- 無理な返済計画
教訓 年齢を考慮し、確実に返済できる金額・期間に
目安 月々の返済は年金収入の30%以内
理由 医療費など予期せぬ出費に備える余裕が必要 - 相続人への説明不足
重要性 借入は相続にも影響します
やるべきこと
・必ず相続人に説明
・できれば同意書をもらう
・返済計画も共有する
リスク 説明不足だと相続時にトラブルの原因に - 悪質業者への警戒
警告サイン
・「高齢者でも必ず借りられる」
・法外な金利(年15%超)
・先に保証料を要求
・連絡先が携帯のみ
対策 必ず金融庁の登録貸金業者か確認 - 健康リスクの考慮
現実 年齢が高いほど、返済期間中の健康リスクは高まります。
対策
・団体信用生命保険への加入検討
・相続人を保証人にする
・返済期間を短めに設定
まとめ:高齢でも融資は可能
重要な事実
- 高齢者でも借りられるローンは存在する 不動産担保ローンなら85歳、専門業者なら90歳でも実績があります。
- 年齢より担保価値が重要 不動産という確実な担保があれば、年齢のハンディは大きく軽減できます。
- 相続人の協力が成功の鍵 相続人を保証人にすることで、審査通過率が20〜30%向上します。
- 専門業者の活用で成功率大幅アップ 高齢者対応の金融機関を熟知した専門業者経由で、通過率が約28%向上します。
アライアンス株式会社のサポート
高齢者向け融資の実績
- 65歳以上の相談件数:年間300件以上
- 75歳以上の融資成功件数:年間80件以上
- 最高齢融資成功例:88歳
- 審査通過率:72%(65歳以上)
無料サポート内容
- 年齢に応じた最適ローンの診断
- 高齢者対応金融機関の選定
- 相続人への説明サポート
- 必要書類の準備サポート
- 審査通過の戦略立案
こんな方をサポート
- 年齢で諦めていた
- 複数の金融機関に断られた
- どこに相談すれば良いか分からない
- 相続人との調整が不安
「高齢だから無理」と諦める前に、まずは無料相談をご利用ください。
あなたの資産を活かし、必要な資金を調達する勝利への道を、一緒に見つけましょう。
秘密厳守・相談無料 お気軽にお問い合わせください。

