ファクタリング継続で利益の80%が手数料に消える事実!68%の企業が負のスパイラルから脱出できない理由

ファクタリング継続
目次

はじめに

「銀行融資が間に合わない」「今すぐ現金が必要」「これは借入じゃない」——そんな資金繰りの危機に直面した中小企業や個人事業主が、一度は考えるのが「ファクタリング」です。
ファクタリングは、売掛金を早期に現金化できる便利なサービスとして広がっています。銀行融資のような厳しい審査もなく、最短即日で資金調達できることから、急な資金ニーズに対応する手段として注目されています。
しかし、その手軽さの裏には、非常に高額な手数料が隠れています。多くの経営者が、ファクタリングの手数料を「月利換算」すると驚くほど高いことに気づいていません。継続的にファクタリングを利用していると、手数料負担がキャッシュフローを圧迫し、かえって資金繰りが悪化してしまうのです。

今回は、ファクタリングの仕組みと手数料の実態、そして不動産を所有している方にとって、はるかに有利な「不動産担保ローン」への切り替えメリットについて、詳しく解説します。

ファクタリングとは?基本の仕組み

ファクタリングの定義

ファクタリングとは、企業が保有する売掛金(請求書)をファクタリング会社に売却し、入金期日前に現金化するサービスです。通常、売掛金は取引先から1~2ヶ月後に入金されますが、ファクタリングを利用すれば、数日以内に現金を手にすることができます。

ファクタリングの基本的な流れ

  • ステップ1:売掛金の確認 まず、資金化したい売掛金(例:100万円)が存在することを確認し、ファクタリング手続きに進む準備を整えます。
  • ステップ2:ファクタリング会社への申込み この100万円の売掛金をファクタリング会社に売却することを申し込みます。
  • ステップ3:審査と契約 ファクタリング会社は、取引先の信用力を審査します(あなたの会社ではなく、取引先の支払い能力を見ます)。審査に通れば、契約を結びます。
  • ステップ4:手数料を差し引いた金額の入金 ファクタリング会社は、売掛金100万円から手数料を差し引いた金額を、あなたの会社に入金します。例えば、手数料が10%なら、90万円が入金されます。
  • ステップ5:取引先からの入金 入金期日が来ると、取引先がファクタリング会社に100万円を支払います(2社間ファクタリングの場合は、いったんあなたの会社に入金され、それをファクタリング会社に支払います)。

ファクタリングの種類

2社間ファクタリング あなたの会社とファクタリング会社の2社間で契約します。取引先には知られずに利用できますが、手数料が高めです。
3社間ファクタリング あなたの会社、ファクタリング会社、取引先の3社間で契約します。取引先の承諾が必要ですが、手数料は2社間より低めです。

ファクタリングの手数料の実態

手数料の相場

ファクタリングの手数料は、非常に高額です。
2社間ファクタリング:10~30% 取引先に知られずに利用できる2社間ファクタリングは、手数料が10~30%程度です。売掛金100万円を現金化すると、10万円~30万円が手数料として差し引かれるのです。
3社間ファクタリング:1~10% 取引先の承諾が必要な3社間ファクタリングは、手数料が1~10%程度です。それでも、100万円の売掛金に対して1万円~10万円の手数料がかかります。

手数料を月利換算すると驚愕の数字に

ファクタリングの手数料は一見、「10%」「15%」という数字で表示されますが、これは売掛金に対する手数料率であり、期間の概念がありません。
ファクタリングは通常、売掛金の入金期日までの期間(1~3ヶ月)で利用します。この期間を考慮して月利換算すると、驚くほど高い金利になるのです。

具体例1:手数料15%、期間1ヶ月の場合

売掛金100万円を、入金期日の1ヶ月前にファクタリングで現金化したとします。手数料は15%なので、15万円が差し引かれ、85万円が入金されます。

これを借入で計算すると(月利換算)

  • 実質的に85万円を借りて、1ヶ月後に100万円を返済する
  • 利息は15万円
  • 月利 = 15万円 ÷ 85万円 × 100 = 約17.6% 年17.6%ではなく月に17.6%

年利換算すると:17.6% × 12ヶ月 = 約211%

具体例2:手数料20%、期間2ヶ月の場合

売掛金100万円を、入金期日の2ヶ月前にファクタリングで現金化したとします。手数料は20%なので、20万円が差し引かれ、80万円が入金されます。

これを月利換算すると:

  • 実質的に80万円を借りて、2ヶ月後に100万円を返済する
  • 利息は20万円
  • 2ヶ月間の利息率 = 20万円 ÷ 80万円 × 100 = 25%
  • 月利 = 25% ÷ 2ヶ月 = 約12.5%

    年利換算すると:12.5% × 12ヶ月 = 約150%
具体例3:手数料10%、期間1ヶ月の場合

売掛金100万円を、入金期日の1ヶ月前にファクタリングで現金化したとします。手数料は10%なので、10万円が差し引かれ、90万円が入金されます。

これを月利換算すると:

  • 実質的に90万円を借りて、1ヶ月後に100万円を返済する
  • 利息は10万円
  • 月利 = 10万円 ÷ 90万円 × 100 = 約11.1%

    年利換算すると:11.1% × 12ヶ月 = 約133%

ファクタリング手数料の月利換算一覧表

スクロールできます
ファクタリング手数料期間実質月利年利換算
10%1ヶ月約11.1%約133%
15%1ヶ月約17.6%約211%
20%1ヶ月約25.0%約300%
10%2ヶ月約5.6%約67%
15%2ヶ月約8.8%約106%
20%2ヶ月約12.5%約150%
10%3ヶ月約3.7%約44%
15%3ヶ月約5.9%約71%
20%3ヶ月約8.3%約100%

この表を見ると、ファクタリングの手数料がいかに高額かがわかります。特に、期間が短いほど、月利換算では極めて高い金利になるのです。

不動産担保ローンとの比較

不動産担保ローンの金利

不動産担保ローンの金利は、通常12~15%(年利)程度です。これを月利換算すると:

  • 年利12%の場合:月利 = 12% ÷ 12ヶ月 = 1.0%
  • 年利15%の場合:月利 = 15% ÷ 12ヶ月 = 1.25%

ファクタリングと不動産担保ローンの月利比較

スクロールできます
資金調達方法実質月利年利換算
ファクタリング(手数料15%、期間1ヶ月)約17.6%約211%
ファクタリング(手数料10%、期間1ヶ月)約11.1%約133%
ファクタリング(手数料20%、期間2ヶ月)約12.5%約150%
不動産担保ローン(年利12%)1.0%12%
不動産担保ローン(年利15%)1.25%15%

この比較表から明らかなように、ファクタリングの実質月利は、不動産担保ローンの10倍以上になることが多いのです。

具体的な金額での比較

ケース:100万円の資金を1ヶ月間調達する場合

ファクタリング(手数料15%):
・手数料:15万円 ・実質的な借入額:85万円 ・実質月利:約17.6%

不動産担保ローン(年利12%):
・1ヶ月の利息:100万円 × 1.0% = 1万円
・実質的な借入額:100万円 ・実質月利:1.0%

差額:15万円 – 1万円 = 14万円

つまり、同じ100万円を1ヶ月間調達するのに、ファクタリングは不動産担保ローンより14万円も多く費用がかかるのです

ファクタリングを継続利用すると資金繰りが悪化する理由

負のスパイラルに陥るメカニズム

多くの企業が、ファクタリングを1回だけでなく、継続的に利用してしまいます。これが、資金繰りをさらに悪化させる「負のスパイラル」を生み出すのです。

  • ステップ1:初回のファクタリング利用 資金繰りが厳しく、100万円の売掛金をファクタリング(手数料15%)で現金化します。85万円が入金されます。
  • ステップ2:手数料分の資金不足 1ヶ月後、取引先から100万円が入金されますが、そのうち15万円はファクタリング手数料として失われています。つまり、実質的に15万円の損失です。
  • ステップ3:再びファクタリングに頼る 15万円の資金不足を補うため、また新しい売掛金をファクタリングで現金化します。今度は120万円の売掛金を現金化し、102万円(手数料18万円)が入金されます。
  • ステップ4:手数料負担の累積 毎月、手数料として15万円~20万円を失い続けます。年間では180万円~240万円もの手数料負担になります。
  • ステップ5:資金繰りの悪化 手数料負担が重くのしかかり、本来の事業利益が手数料に消えていきます。ファクタリングを止めたくても、止めると資金が回らなくなり、やめられない状態に陥ります。

実際の事例:ファクタリングで苦しんだ企業

建設業A社の事例

年商3,000万円の建設業A社は、取引先からの入金が遅く、資金繰りに苦しんでいました。ある時、ファクタリング会社から営業を受け、「すぐに現金化できる」という言葉に惹かれて利用を開始しました。

初回は200万円の売掛金を現金化(手数料15%、30万円)。170万円が入金され、一時的に資金繰りが改善しました。
しかし、翌月には手数料30万円分の資金が不足し、再びファクタリングに頼ることになりました。毎月、30万円~40万円の手数料を支払い続け、年間で約400万円もの手数料負担に苦しみました。A社の年間利益が500万円程度だったため、手数料負担が利益の80%を占めるようになり、経営が圧迫されてしまったのです。

不動産担保ローンに切り替えるメリット

  • 月利が圧倒的に安い
    前述の通り、不動産担保ローンの月利は1.0~1.25%程度です。ファクタリングの実質月利11~17%と比べると、10分の1以下のコストで資金調達できます。
  • キャッシュフローが劇的に改善する
    具体例:毎月100万円をファクタリングで調達している場合
    ファクタリング(手数料15%):
    ・毎月の手数料:15万円 ・年間の手数料:180万円

    不動産担保ローン(年利12%、1,000万円を借入):
    ・毎月の利息:約10万円(1,000万円 × 1.0%) ・年間の利息:約120万円
    不動産担保ローンで1,000万円を借りて、ファクタリングを完全にやめた場合
    年間のコスト削減:180万円 – 120万円 = 60万円
    さらに、不動産担保ローンは元本を返済していけば、借入残高が減り、利息負担も減少します。一方、ファクタリングは毎月同じ手数料を支払い続けることになります。
  • 継続的な資金繰りの安定 不動産担保ローンで一括して大きな金額を借入すれば、毎月のファクタリング利用から解放され、資金繰りが安定します。
    売掛金の入金を待つ必要がなくなり、計画的に事業を運営できるようになります。
  • 手続きが一度で済む ファクタリングは、売掛金が発生するたびに申込みと契約を繰り返す必要があります。一方、不動産担保ローンは、一度契約すれば、以降は返済を続けるだけです。
    手続きの手間が大幅に削減され、事業に集中できます。
  • 取引先に知られない 3社間ファクタリングでは、取引先に売掛金を売却したことが知られます。これにより、「資金繰りが厳しいのか」と思われ、信用を失う可能性があります。不動産担保ローンは、取引先に知られることなく資金調達できます。
  • 融資額が大きいファクタリングは、売掛金の額に制限されます。100万円の売掛金なら、最大でも100万円(手数料を差し引けば85万円程度)しか調達できません。一方、不動産担保ローンは、不動産の評価額に応じて、数百万円から数千万円の融資が可能です。まとまった資金を一度に調達でき、事業の拡大や設備投資にも活用できます。
  • 返済期間を柔軟に設定できる ファクタリングは、売掛金の入金期日までの期間(1~3ヶ月)で完結します。短期間で高額な手数料を支払うことになります。不動産担保ローンは、返済期間を3年から15年程度の範囲で設定できます。長期間にわたって分散返済できるため、月々の返済負担を抑えられます。

実例:ファクタリングから不動産担保ローンに切り替えた事例

事例1:建設業の経営改善

年商5,000万円の建設業B社は、毎月200万円~300万円の売掛金をファクタリング(手数料15%)で現金化していました。年間の手数料負担は約500万円に達していました。

B社の経営者の悩みはお金が溜まらないこと。悩んだ挙句財務コンサルタントに相談することに。

コンサルタントからの紹介で、所有している事務所兼倉庫を担保に、不動産担保ローンで2,000万円を調達しました。この資金でファクタリングを完全にやめ、運転資金として活用しました。
切り替え前:

  • 年間のファクタリング手数料:500万円

切り替え後:

  • 不動産担保ローンの年間利息(年利12%):240万円

年間のコスト削減:500万円 – 240万円 = 260万円


B社は、年間260万円のコスト削減に成功

事例2:製造業の資金繰り安定化

年商3,000万円の製造業C社は、季節変動が大きく、繁忙期前には大量の原材料を仕入れる必要がありました。毎回、100万円~150万円の売掛金をファクタリング(手数料20%)で現金化し、年間の手数料は約300万円でした。
C社の経営者は、親から相続した土地を担保に、不動産担保ローンで1,000万円を調達しました。この資金で運転資金を確保し、ファクタリングから完全に脱却しました。

切り替え前:
・年間のファクタリング手数料:300万円

切り替え後:
・不動産担保ローンの年間利息(年利15%):150万円

年間のコスト削減:300万円 – 150万円 = 150万円

C社は、年間150万円のコスト削減に成功

事例3:小売業の経営立て直し

年商8,000万円の小売業D社は、売上の入金サイクルが長く、毎月400万円~500万円の売掛金をファクタリング(手数料10%)で現金化していました。年間の手数料は約500万円でした。

D社の経営者は、店舗の建物を担保に、不動産担保ローンで3,000万円を調達しました。この資金で、ファクタリングを完全にやめ、余剰資金を広告宣伝費に投資しました。

切り替え前:
・年間のファクタリング手数料:500万円

切り替え後:
・不動産担保ローンの年間利息(年利12%):360万円

年間のコスト削減:500万円 – 360万円 = 140万円

D社は、年間140万円のコスト削減に成功

ファクタリングから不動産担保ローンへの切り替え手順

STEP
必要な融資額を確認する

現在のファクタリング利用額と、今後の必要となる運転資金を考慮します。一般的には、3~6ヶ月分の運転資金を確保することが推奨されます。

STEP
不動産登記簿謄本を準備して、不動産担保ローンに申込む

所有している不動産(自宅、店舗、工場、投資用マンション、相続した空き家など)の不動産登記簿謄本を準備して、不動産担保ローンを提供する金融機関に申し込みます。アライアンス株式会社では、最短翌日の仮審査の回答が可能です。

STEP
仮審査通過後、面談及び必要書類を準備する

仮審査は最短1日の回答が可能ですが、その後面談及び融資に向けて必要書類の準備が必要です。面談の日程を調節して、本審査に必要な必要書類を準備しましょう。

STEP
融資金でファクタリングをやめる

融資金が入金されたら、以降のファクタリング利用を停止します。売掛金は通常通り、取引先からの入金を待ちます。

STEP
計画的に返済する

不動産担保ローンの返済計画に従って、毎月計画的に返済を続けます。ファクタリングの手数料と比べて、大幅にコストが削減されるため、キャッシュフローが改善します。

不動産担保ローン利用時の注意点

  • 返済計画を綿密に立てる
    不動産担保ローンは、ファクタリングより低コストですが、借金であることに変わりありません。返済計画を綿密に立て、無理のない範囲での借入を心がけてください。
  • 担保となる不動産を失うリスク
    返済ができなくなると、担保となった不動産が売却される可能性があります。特に、自宅を担保にしている場合、住む場所を失うリスクがあります。
  • 金利と返済期間を確認する
    不動産担保ローンの金利は、12~15%程度です。返済期間は、3年から15年程度の範囲で設定できます。金利と返済期間によって、総返済額が変わるため、事前にシミュレーションを行ってください。
  • ファクタリングを完全にやめる決意
    不動産担保ローンに切り替えた後も、「やっぱりファクタリングの方が楽だ」と戻ってしまう経営者がいます。しかし、それでは資金繰りの改善になりません。切り替えたら、ファクタリングを完全にやめる決意が必要です。

ファクタリングと不動産担保ローンの総合比較

項目ファクタリング不動産担保ローン
手数料・金利10~30%(売掛金に対して)12~15%(年利)
実質月利5~25%程度1.0~1.25%
年間コスト(100万円×12回の場合)約180万円(手数料15%)約12万円~15万円
審査基準取引先の信用力不動産の担保価値
融資額売掛金の額に制限される不動産評価額に応じて大きい
資金調達スピード最短即日最短3日
取引形態売掛金を売却借り入れ
キャッシュフローへの影響悪化する改善する
対象となる法人・個人不動産がなくてもOK不動産が必要
取引先への影響3社間は知られる知られない
返済期間1~3ヶ月3~15年

よくある質問

ファクタリングは違法ではないのか?

ファクタリング自体は合法です。ただし、手数料が極端に高い業者や、違法な取り立てを行う業者も存在するため、注意が必要です。

不動産担保ローンへの切り替えは、現在のファクタリング契約に影響するのか?

ファクタリングは売掛金ごとの契約なので、現在進行中の契約は完了させる必要があります。その後、新たなファクタリング利用をやめ、不動産担保ローンに切り替えます。

不動産担保ローンは、ファクタリングより審査が厳しいのか?

不動産の評価額が十分であれば、審査は通りやすいです。ファクタリングは取引先の信用力を見ますが、不動産担保ローンは担保価値を重視します。

ファクタリングと不動産担保ローンを併用することは可能か?

可能ですが、推奨されません。併用すると、両方のコストがかかり、キャッシュフローがさらに悪化します。不動産担保ローンに一本化することをお勧めします。

不動産がない場合はどうすればいいのか?

不動産がない場合、ファクタリングや銀行融資、日本政策金融公庫の融資などを検討する必要があります。ただし、可能であれば、親族の不動産を担保にすることも検討してみてください。

まとめ:ファクタリングの高額手数料から脱却を

ファクタリングは、借り入れではないので心理的にもハードルが低く、急な資金ニーズに対応できる便利なサービスです。反対に手数料は極めて高額です。
一方、不動産を所有している方であれば、不動産担保ローンという、はるかに低コストな選択肢がありまとまった資金を調達でき、キャッシュフローが劇的に改善します。
現在、ファクタリングを利用している中小企業や個人事業主の方は、一度、不動産担保ローンへの切り替えを検討してみてください。年間で数百万円のコスト削減が実現し、事業の成長資金に充てることができます。

あなたの不動産は、事業を支え、資金繰りを改善する大切な資産になり得るのです。

→ 詳しくはアライアンス公式サイトをご覧ください。

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